どんなに快適な文明を身にまとっていても、ときどきは大地の上を裸足で歩くような、素肌間隔を大切にして欲しい。一歩一歩踏み出すたび、素肌に伝わってくる土や草の感触を、思い出して欲しい。それは私たち人間のルーツにつながる記憶であり、健康にも直結するものなのだから。幸い、日本にはいぐさ文化がある。我が家にいながら、自然の香りを呼吸することができる。大自然の素朴な優しさを肌で感じることができる。いぐさの上を素足で歩くのは、足ツボマッサージの心地よさであり、私たち人間が持って生まれてきた「自分で健康になる力」を喚起する行動でもある。
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